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REELING IN THE BEAUTY OF FISHING WITH WOOLRICH. Pt.2

Mar 22, 2024

なにが必要でなにが不必要なのか分かっている。


さて、釣りを開始して数時間。二人は釣れたのでしょうか?

琉花: 魚に食いついてもらえるようにがんばったけど、釣れませんでした。だけど、はじめてのフライフィッシングはすごく楽しかった! またチャレンジしたいですね。

ジェリー鵜飼: やっぱり普段の釣り方では釣れなくて、ニンフっていう川の中に沈むフライを使ってみたら、食いつきはあったんだけど逃しちゃいました。普段は山の中で20~25センチの魚を釣っているんだけど、ここにいる魚は40センチ以上あるから大きくて。いつものやり方で食いついた後にすぐにラインを押さえたのがよくなかった。もうちょっと泳がせて、魚を疲れさせたときにラインを手繰り寄せてたら釣れてたかも。本当に悔しいです。
今回は二人には〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉の服を着てチャレンジしてもらいました。その使い勝手はもちろん、デザインや着心地についてどんな感想を持ったのでしょうか。



防水性と透湿性に優れた「GORE-TEX 3L」を採用したフィッシングジャケット。ウエストポケットには大容量のハンティングポケットを、フラップの下にはフライケースが 2 つ収納可能なマチ付きのジップポケットを配し、収納性とアクセスの容易さにこだわったデザイン。フロントには毛鉤用の羊型のラムファーが付く。釣りのみならず、さまざまなアクティビティに適した一着だ。
琉花: 私はジャケットと、このスエットのセットアップを着たんですけど、すごく着心地がよくて、動きやすかったです。ジャケットにはポケットもたくさん付いていて、ストレスなく釣りを楽しめました。女の子でも着やすい服があって嬉しいです。普段キャンプをするからそういうシーンでも着てみたいし、街中でも着られるデザインだと思います。



このジャケットは「GORE-TEX 2L」を採用。身幅が広く、着丈が短めで、アームも含めて可動域を妨げない動きやすさを意識したパターンになっている。コーデュロイの襟は寒いときに便利で、立てると首回りが温かい。フロントには大きなポケットが 4つあり、収納力も抜群。

ハンティングポケットのディテールを取り入れたベスト。従来のフィッシングベストのような多数のポケットがあるデザインとは異なり、大きなものを入れるところ、濡れないようになっているところ、D環が付いたところなど、異なる特徴を持つポケットを配置。ジャケットと共地でレイヤードしやすいように工夫してあるところもポイント。

ジェリー鵜飼: ぼくはジャケットとベストを着たんだけど、どちらもシンプルなデザインで好みでした。使い勝手もすごくよくて、なにが必要でなにが不必要なのかをよく分かっている。そもそも〈ウールリッチ〉がこうして釣りのアイテムをつくっているのを知らなくて驚いたし、このブランドと釣りの相性のよさを感じました。もう少し暖かい時期になったらベストだけ着て釣りするのもよさそうですね。

フライフィッシングはかっこよくないと。



ということで、今回のアクティビティはこれで終了。冒頭で触れたジェリーさんの「美しい所作に魅せられた」という話は、そのまま日常にも当てはまりそうです。そうした所作に導いてくれるのが、優れた道具。それを如何にして使うか、というところに鍵があるような気がします。
ジェリー鵜飼: 釣りって年齢も肩書きも関係なくて、上手い人がナンバーワンなんですよ。フランスに「リッツ・カールトン」っていうホテルがあるでしょ? その二代目のシャルル・リッツはフライフィッシングが大好きなんだけど、彼の生涯の友達にフランク・ソーヤーっていう人がいて。フランクはリバーキーパーを生業としていて、身分がそんなに高くない。だけど、億万長者のシャルル・リッツはそんなフランクに憧れていた。それは釣りが上手いからなんだよね。

ジェリー鵜飼: キャスティングのフォームがきれいじゃなくても、魚のいるところに針を落とせば釣れる。だけど、それだけじゃ楽しくない。フライフィッシングは、やっぱりかっこよくないと。

琉花: なんか、ロマンがあっていいですね。今日、私は釣れなかったけど、すごく奥深い世界が広がっているなっていうのを実感しました。また今度やってみたいですね。


profile

ジェリー鵜飼

イラストレーターさまざまな媒体に作品を提供。最近は小説家としての顔を持ち、活躍の場を広げている。一方ではアウトドア好きとしても知られ、登山を筆頭にさまざまなアクティビティに精通。近年はフライフィッシングも行う。
Instagram:@jerry_ukai

profile

琉花

モデル雑誌や広告などに登場する一方、Lukaの名義で写真家としても活躍。自身が旅先で撮影した写真をアパレルに落とし込んだ〈VOYAGE〉というブランドも手掛ける。趣味のひとつが釣りで、海でマグロを釣ったことも。
Instagram:@tokyodays_luka@wear_voyage
wear-voyage.com

Text_Tsuji, Ryo Muramatsu

Photo_Fumihiko Ikemoto

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REELING IN THE BEAUTY OF FISHING WITH WOOLRICH. Pt.2

Mar 22, 2024

なにが必要でなにが不必要なのか分かっている。


さて、釣りを開始して数時間。二人は釣れたのでしょうか?
琉花: 魚に食いついてもらえるようにがんばったけど、釣れませんでした。だけど、はじめてのフライフィッシングはすごく楽しかった! またチャレンジしたいですね。
ジェリー鵜飼: やっぱり普段の釣り方では釣れなくて、ニンフっていう川の中に沈むフライを使ってみたら、食いつきはあったんだけど逃しちゃいました。普段は山の中で20~25センチの魚を釣っているんだけど、ここにいる魚は40センチ以上あるから大きくて。いつものやり方で食いついた後にすぐにラインを押さえたのがよくなかった。もうちょっと泳がせて、魚を疲れさせたときにラインを手繰り寄せてたら釣れてたかも。本当に悔しいです。
今回は二人には〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉の服を着てチャレンジしてもらいました。その使い勝手はもちろん、デザインや着心地についてどんな感想を持ったのでしょうか。
防水性と透湿性に優れた「GORE-TEX 3L」を採用したフィッシングジャケット。ウエストポケットには大容量のハンティングポケットを、フラップの下にはフライケースが 2 つ収納可能なマチ付きのジップポケットを配し、収納性とアクセスの容易さにこだわったデザイン。フロントには毛鉤用の羊型のラムファーが付く。釣りのみならず、さまざまなアクティビティに適した一着だ。
琉花: 私はジャケットと、このスエットのセットアップを着たんですけど、すごく着心地がよくて、動きやすかったです。ジャケットにはポケットもたくさん付いていて、ストレスなく釣りを楽しめました。女の子でも着やすい服があって嬉しいです。普段キャンプをするからそういうシーンでも着てみたいし、街中でも着られるデザインだと思います。
このジャケットは「GORE-TEX 2L」を採用。身幅が広く、着丈が短めで、アームも含めて可動域を妨げない動きやすさを意識したパターンになっている。コーデュロイの襟は寒いときに便利で、立てると首回りが温かい。フロントには大きなポケットが 4つあり、収納力も抜群。
ハンティングポケットのディテールを取り入れたベスト。従来のフィッシングベストのような多数のポケットがあるデザインとは異なり、大きなものを入れるところ、濡れないようになっているところ、D環が付いたところなど、異なる特徴を持つポケットを配置。ジャケットと共地でレイヤードしやすいように工夫してあるところもポイント。
ジェリー鵜飼: ぼくはジャケットとベストを着たんだけど、どちらもシンプルなデザインで好みでした。使い勝手もすごくよくて、なにが必要でなにが不必要なのかをよく分かっている。そもそも〈ウールリッチ〉がこうして釣りのアイテムをつくっているのを知らなくて驚いたし、このブランドと釣りの相性のよさを感じました。もう少し暖かい時期になったらベストだけ着て釣りするのもよさそうですね。

フライフィッシングはかっこよくないと。


ということで、今回のアクティビティはこれで終了。冒頭で触れたジェリーさんの「美しい所作に魅せられた」という話は、そのまま日常にも当てはまりそうです。そうした所作に導いてくれるのが、優れた道具。それを如何にして使うか、というところに鍵があるような気がします。
ジェリー鵜飼: 釣りって年齢も肩書きも関係なくて、上手い人がナンバーワンなんですよ。フランスに「リッツ・カールトン」っていうホテルがあるでしょ? その二代目のシャルル・リッツはフライフィッシングが大好きなんだけど、彼の生涯の友達にフランク・ソーヤーっていう人がいて。フランクはリバーキーパーを生業としていて、身分がそんなに高くない。だけど、億万長者のシャルル・リッツはそんなフランクに憧れていた。それは釣りが上手いからなんだよね。
ジェリー鵜飼: キャスティングのフォームがきれいじゃなくても、魚のいるところに針を落とせば釣れる。だけど、それだけじゃ楽しくない。フライフィッシングは、やっぱりかっこよくないと。
琉花: なんか、ロマンがあっていいですね。今日、私は釣れなかったけど、すごく奥深い世界が広がっているなっていうのを実感しました。また今度やってみたいですね。

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ジェリー鵜飼

イラストレーターさまざまな媒体に作品を提供。最近は小説家としての顔を持ち、活躍の場を広げている。一方ではアウトドア好きとしても知られ、登山を筆頭にさまざまなアクティビティに精通。近年はフライフィッシングも行う。
Instagram:@jerry_ukai

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琉花

モデル雑誌や広告などに登場する一方、Lukaの名義で写真家としても活躍。自身が旅先で撮影した写真をアパレルに落とし込んだ〈VOYAGE〉というブランドも手掛ける。趣味のひとつが釣りで、海でマグロを釣ったことも。
Instagram:@tokyodays_luka @wear_voyage
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Text_Tsuji, Ryo Muramatsu

Photo_Fumihiko Ikemoto


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