people

Winter Styles : WOOLRICH OUTDOOR LABEL Pt.1
ウールリッチのダウンジャケットと、 洒脱な夫婦の8つの着こなし。

Nov 29, 2024

カラフルな店のオーナーらしい着こなし。

東京の下町情緒あふれる街の中でも千駄木には、特に大人の落ち着きを感じます。近くにはレトロな商店街がある谷中や、文化財の多い根津があり、このエリアを総称して「谷根千」と呼ぶことも。

そんな千駄木に2021年にオープンしたリサイクルショップ「ファンアゲイン」は、オーナーである高島大輔さんの個性が色濃く反映された店です。幅広い年代の家具や生活雑貨が所狭しと置かれ、そのジャンルもさまざま。そして気になるアイテムの値札を見ると、想像よりも手に取りやすい価格ということに驚きます。

「一般的に価値があるものよりも、自分が素敵だと思うもの。そういった品々をここでは扱っています。人気の家具は値段も高くなりますが、お金をかけないでいかに魅力的な住空間をつくるか。そんなことをいつも考えていたので、そうしたアイデアをお客さまと共有したいと思ってこの店をオープンしました」

「ファンアゲイン」は、平日は買い付けを行なっており、週末に営業するスタイル。土曜には奥さまの中山良子さんも店を手伝っているそう。都内はもちろん、関東近郊からもお客さんが訪れるので、毎週のように商品が入れ替わるのだとか。

この二人が着こなすのは〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉のダウンジャケットです。高島さんは「ゴアテックス ツーレイヤー ニューアークテック パーカ」、中山さんは「アークティック クラシック フィット パーカ」をチョイス。どちらもブランドを代表するモデルで、そのクラシックなデザインが魅力。高島さん、中山さん共にセレクトショップ出身ということで、色合わせや服のチョイスにこだわり感じさせます。

高島:うちの店はカラフルで元気なものが多いので、そこの店主として相応しい着こなしを意識しました。パンツとシューズはどちらも別々のスポーツブランドで組み合わせたり、あえて服屋のセオリーに捉われず、自由にスタイリングを組みました。ぼくはグラフィカルなものが好きなので、それをエプロンで表現しているのもポイントです。

中山:ボリュームのあるダウンジャケットに対して、インナーの素材をすっきりさせてコントラストをつけました。あとは柄のスカートでアクセントをつくって、足元はヒールを合わせるとダウンジャケットが浮いてしまうので、マウンテンブーツでアウトドアの要素をリンクさせています。

レトロなムードと、素材による遊び。

「ファンアゲイン」の近くには魅力的な店が軒を連ねます。「近くにあるとんかつ屋さんがとにかく美味しくて、店に来るついでにぜひ寄ってほしいですね」と高島さん。週末、特にこの辺りは多くのひとで賑わい、活気にあふれているのだとか。

ここでは「ゴアテックス ツーレイヤー ニューアークテック パーカ」を主役に、古着のシャツを合わせた着こなしを披露してくれた高島さん。下町情緒あふれる街並みに、レトロな香りが漂うスタイリングがなじみます

「70’sっぽいブーツカットのデニムに、その当時のムードを感じる柄物のシャツを合わせました。この年代のムードがずっと好きで、コーディネートに自分の趣味趣向を色濃く反映させました」

一方で中山さんは、ネイビーのダウンパーカにデニムジャケットをアクセントにしたコーディネート。ユニセックス仕様のダウンパーカはSサイズです。ウエストをぎゅっと絞り、シルエットを変えて着こなします。

「デニムのジャケットやフリンジのスカート、ブーツのツイードなどで素材感をプラスしたのがポイントです。ネイビーとブラックで組んだコーディネートですが、渋くなりすぎないように素材の表情を見て考えました」

profile

高島大輔

「ビームス」で販売や商品開発、店舗のビジュアルづくりに携わった後、独立。2022年に東京・千駄木にリサイクルショップ「ファンアゲイン」をオープン。現在はショップ運営の他にも、ホテルや個人宅の内装ディレクションも手がける。
Instagram:@funagain_sendagi

中山良子

大手セレクトショップで販売、VMDを経験した後、そのレディース部門のバイヤーに就任。独立後はフリーランスでバイイングやブランドディレクション、PRなどに携わる。週末は「ファンアゲイン」の営業を手伝う。
Instagram:@nakatiin

Edit_Tsuji, Ryo Muramatsu

Photo_Kazuma Yamano

use item

people

Winter Styles : WOOLRICH OUTDOOR LABEL Pt.1
ウールリッチのダウンジャケットと、 洒脱な夫婦の8つの着こなし。

Nov 29, 2024

カラフルな店のオーナーらしい着こなし。


東京の下町情緒あふれる街の中でも千駄木には、特に大人の落ち着きを感じます。近くにはレトロな商店街がある谷中や、文化財の多い根津があり、このエリアを総称して「谷根千」と呼ぶことも。

そんな千駄木に2021年にオープンしたリサイクルショップ「ファンアゲイン」は、オーナーである高島大輔さんの個性が色濃く反映された店です。幅広い年代の家具や生活雑貨が所狭しと置かれ、そのジャンルもさまざま。そして気になるアイテムの値札を見ると、想像よりも手に取りやすい価格ということに驚きます。

「一般的に価値があるものよりも、自分が素敵だと思うもの。そういった品々をここでは扱っています。人気の家具は値段も高くなりますが、お金をかけないでいかに魅力的な住空間をつくるか。そんなことをいつも考えていたので、そうしたアイデアをお客さまと共有したいと思ってこの店をオープンしました」

「ファンアゲイン」は、平日は買い付けを行なっており、週末に営業するスタイル。土曜には奥さまの中山良子さんも店を手伝っているそう。都内はもちろん、関東近郊からもお客さんが訪れるので、毎週のように商品が入れ替わるのだとか。

この二人が着こなすのは〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉のダウンジャケットです。高島さんは「ゴアテックス ツーレイヤー ニューアークテック パーカ」、中山さんは「アークティック クラシック フィット パーカ」をチョイス。どちらもブランドを代表するモデルで、そのクラシックなデザインが魅力。高島さん、中山さん共にセレクトショップ出身ということで、色合わせや服のチョイスにこだわり感じさせます。

高島:うちの店はカラフルで元気なものが多いので、そこの店主として相応しい着こなしを意識しました。パンツとシューズはどちらも別々のスポーツブランドで組み合わせたり、あえて服屋のセオリーに捉われず、自由にスタイリングを組みました。ぼくはグラフィカルなものが好きなので、それをエプロンで表現しているのもポイントです。

中山:ボリュームのあるダウンジャケットに対して、インナーの素材をすっきりさせてコントラストをつけました。あとは柄のスカートでアクセントをつくって、足元はヒールを合わせるとダウンジャケットが浮いてしまうので、マウンテンブーツでアウトドアの要素をリンクさせています。


レトロなムードと、素材による遊び。


「ファンアゲイン」の近くには魅力的な店が軒を連ねます。「近くにあるとんかつ屋さんがとにかく美味しくて、店に来るついでにぜひ寄ってほしいですね」と高島さん。週末、特にこの辺りは多くのひとで賑わい、活気にあふれているのだとか。

ここでは「ゴアテックス ツーレイヤー ニューアークテック パーカ」を主役に、古着のシャツを合わせた着こなしを披露してくれた高島さん。下町情緒あふれる街並みに、レトロな香りが漂うスタイリングがなじみます

「70’sっぽいブーツカットのデニムに、その当時のムードを感じる柄物のシャツを合わせました。この年代のムードがずっと好きで、コーディネートに自分の趣味趣向を色濃く反映させました」

一方で中山さんは、ネイビーのダウンパーカにデニムジャケットをアクセントにしたコーディネート。ユニセックス仕様のダウンパーカはSサイズです。ウエストをぎゅっと絞り、シルエットを変えて着こなします。

「デニムのジャケットやフリンジのスカート、ブーツのツイードなどで素材感をプラスしたのがポイントです。ネイビーとブラックで組んだコーディネートですが、渋くなりすぎないように素材の表情を見て考えました」


profile

高島大輔

「ビームス」で販売や商品開発、店舗のビジュアルづくりに携わった後、独立。2022年に東京・千駄木にリサイクルショップ「ファンアゲイン」をオープン。現在はショップ運営の他にも、ホテルや個人宅の内装ディレクションも手がける。
Instagram:@funagain_sendagi

中山良子

大手セレクトショップで販売、VMDを経験した後、そのレディース部門のバイヤーに就任。独立後はフリーランスでバイイングやブランドディレクション、PRなどに携わる。週末は「ファンアゲイン」の営業を手伝う。
Instagram:@nakatiin

Edit_Tsuji, Ryo Muramatsu

Photo_Kazuma Yamano


HOUYHNNM OFFICAL SITE>>>>>